2010年3月24日

ファイルシステムエラー「UNEXPECTED INCONSISTENCY; RUN fsck MANUALLY.」の対処法

CentOSで運用しているサーバを再起動した途端「UNEXPECTED INCONSISTENCY」と表示され、サーバが起動しなくなる事があります。これはファイルシステムチェックでエラーが発生している事を意味しています。

以下は、/dev/md2ファイルシステムにエラーが見つかり起動プロセスが終了しています。
レンタルの専用サーバなどでは、サポートに連絡しても対応してもらえない為、自身で復旧しなければなりません。

Checking all file systems.
[/sbin/fsck.ext3 (1) -- /] fsck.ext3 -a /dev/md1 
/dev/md1: clean, 310133/4198176 files, 1837577/4194944 blocks
[/sbin/fsck.ext3 (1) -- /boot] fsck.ext3 -a /dev/md0 
/dev/md0: clean, 89/26104 files, 63656/104320 blocks
[/sbin/fsck.ext3 (1) -- /home] fsck.ext3 -a /dev/md2 
/dev/md2: Resize inode not valid.  

/dev/md2: UNEXPECTED INCONSISTENCY; RUN fsck MANUALLY.
(i.e., without -a or -p options)
[FAILED]

まず、メンテナンスモードでログインします。

Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue): ******** ← rootパスワード

プロンプトにてfsckコマンドを実行し修復作業を行い、サーバを再起動します。

(Repair filesystem) 1 # fsck -t ext3 /dev/md2
...
いくつか質問されますが、すべて[Enter]で応答します。

/dev/md2: ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED *****
/dev/md2: ***** REBOOT LINUX *****

(Repair filesystem) 1 # exit

運が良ければ起動出来るはずです。起動しない場合は、ハードウェア故障の可能性が高いため絶望的です。

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