2009年12月11日

LL入門編 PHPの基本的な構文

プログラムは「敷居が高い」「難しそう」などのイメージがありますが、プログラムの難しさの大半は、その実現方法です。

プログラミング言語自体は誰でも利用できます。少しでも知っていれば、新規(スクラッチ)でなくとも、既存のカスタマイズ等に役立てる事ができ、非常に便利です。
知っていて損をする事は絶対にありません。

ということで、現在では当たり前のように使用されているLL(Lightweight Language)の基本について解説していきたいと思います。
※現在は、一般にLLと言った場合、Perl, PHP, Python, Ruby, JavaScriptなどを指す場合が多いです。

第1回目はPHPの基本構文です。
出来るだけ聞き慣れない用語などを使わないようにしたいと思います。




1. 開始タグと終了タグ

PHPは開始タグと終了タグが必要です。PHPプログラムを実行するためには、このPHPタグが無ければPHPとして解釈されません。
<?php ←開始タグ

この中の内容がPHPとして解釈されます。

?>   ←終了タグ

なおPHPタグは、短縮型やASPスタイルのタグ等がありますが、サーバの設定により使用出来ない場合があるため、標準タグを使用することをお薦めします。
// 短縮型
<? ~ ?>

// ASPスタイル
<% ~ %>

// 標準 ※推奨
<?php ~ ?>


2. 構文

PHPの文脈(ステートメント)の区切りはセミコロンで終了します。
セミコロンで終了しないケースもありますが、セミコロンが抜けていて文法エラーになる場合が多いので、必ず命令文の最後はセミコロンで終了するようにします。
<?php
    echo 'Hello'; ← セミコロンで終了
?>


3. コメント

プログラムには、命令文として処理されないコメントが存在します。このコメントは、コードの説明文や一時的にコードを保存しておく場合などに利用されます。
<?php
// 単一行のコメント

/* 複数行のコメント
   改行してもコメントとして認識されます */

※シャープを使用するコメント方法はPHPの世界では、あまり使用されません。
言語仕様としては、利用できるようになっていますが、上記の2パターンでコメントは記述するようにした方が良いです。

# 単一行のコメント 
?>

以上が基本的な構文です。
これだけでは、まだプログラムを書くことはできません。次は型について解説する予定です。

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